《大人》『顔』は顔🙂
大人クラスの制作の様子です。
主役のことを『顔』と呼ぶように、石膏像や人物など、顔が描かれている絵にとって否が応でも絵の中の主役ーー『顔』は、顔になります。コレはもう、宿命です。
人と接する時、私たちはほんの僅かな表情の動きで「嬉しそう」「機嫌が悪そう」などの内面の変化を無意識に読み取ろうとします。
顔に関心が集中してしまうのは、きっと人が生物として生き抜くために身につけてきた本能なんでしょう。
顔を描く時、ほんの少し、例えば目の位置や鼻の大きさなど1㎜に満たない様な誤差であっても別人に見えたり、口角の陰の濃さの違いで笑って見えたり怒って見えたり…
また全然関係ないと思っていたもみあげの位置を修正したら、顔が似た!なんて事もザラにあります。
ほんの少しの違いが決定的だったりします。
ただ、表面の表情の変化に囚われすぎると、平面的になってしまいます。
なので骨格や筋肉など、常に中身のカタチもイメージして立体的に…って、やる事多すぎ💦
…ともかく、こんなに難しい顔ですが、やはり人を魅了して止まないモノなのです。
皆さんの描く顔に、ついつい見入ってしまいます🥰
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