《高校生》細部に宿る

袋のインスタントラーメン。
開封する時に開け口の層が部分的に剥がれ、透けて透明になっている様子…お見事。

みんなが日常で経験しつつも、特段気にも留めず意識の隅っこの方に追いやっているあの部分。
そんな微細な「あるある」な部分にリアリティは潜んでいます。

神は細部に宿る、ですね〜。


サザエをじっくりと。ベースに置いた色はとてもいいですね。
ここからは細密に迫ります。内側の滑らかな質感に対して外側のゴツゴツ感。さらには磯の匂いや景色、触ったら指を切りそう、とか。

神に宿ってもらうためには単に見た目だけでなく、五感や記憶をフル稼働させる必要があります。


円と楕円の図形で構成された厄介なモチーフ。
特にザルは難易度が高く四苦八苦ですが…竹編の「らしさ」を求めて描いたり消したり格闘しているうちに、気づけば感じ出てきてる!

ボールとの対比を意識すればさらに良くなるでしょう。


ケーキ屋さんで買ったスイーツを撮影して描いてます。
味覚を総動員すると、必然的に使う色の彩度も上がりますね。ツヤの表情など、よく神経が通ってます。

美味しそうに見える絵は、誰よりも作者がいちばんそう感じているはず。


バランスよく、クリアで濁らず、かつ色味豊かに描けています。いい仕上がりですねー。
特に白い紙に白いモノを描くのは難しいですが、陰影の微妙な変化に反応し、色彩で工夫してよく表現しています。

ただ細かく描くだけでなく、些細な変化に気づく、ということが神さまをお招きするコツではないでしょうか。


絵画教室【ATAGO ART Lab./あたごラボ】

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