《高校生》デッサンです✏️
高校生たちのデッサンの様子。
デッサン=絵画の基礎トレーニングであることには違いないワケですが、一方では作者が数時間かけて感じたこと、考えたことが詰まった痕跡…
いわば一点物の「作品」でもあります。
技術、経験のアリナシは置いておき。
受け止め方や捉える方法や元々持っている本人の性質など、同じモチーフを描いていても全く別の、それぞれの個性が見えてきます。
同じモノでも繊細に感じ取る人もいれば、力強くアプローチする人もいます。
また、ある人がその時の画題や気分によって今までとは別人のような絵を描くこともあるでしょう。
画材がシンプルなだけにごまかしが効かず、思考の痕跡として如実に表れてきます。
制作の背景にある「人」をよりダイレクトに感じさせてくれるのがデッサンです。
自信や迷い、時にはウソも。。。なんていうとちょっとコワイですが😱
凄まじい速度で進化しているAIが、端に精密なだけでなくネットから抽出された情報をもとに味わい、面白味というようなニュアンスまで表現し始めている昨今ですが…
「人」が自ら痕跡を残す、ということに意味があると思います。
AIと共存していくであろうこれからの時代、若い人たちにとっては尚更ではないでしょうか。
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